3月17日は『セント・パトリックス・デー(“Saint Patrick’s Day”) 』です。
この日は世界各地が「緑色」に染まり、第2のクリスマスとして盛大なフェスティバルとなりパレードやその他の行事が行われます。
日本では余り馴染みがないので、少し皆さまにご紹介したいと思います。
セント・パトリックス・デーとは?
アイルランドにキリスト教を広めたセント・パトリックの命日で、アイルランド共和国の祝祭日となります。
現在は、アイルランドの首都ダブリンで数日間の盛大なフェスティバル、パレードなどが行われており、アメリカ・オーストラリア・ニュージーランド・イギリス・カナダ・モントセラトなどでも盛大なパレードが行われています。
日本でもこの日に合わせて全国各地でパレードやフェスティバルが開催されます。
世界各地のセント・パトリックス・デー
01.
アイルランド
セント・パトリックの巨大人形
02.
アイルランド
髭を緑に染めるダンディーな男性
03.
アメリカ
シカゴ川を蛍光色素の一種で
緑色に染め上げた風景
04.
アメリカ
ニューヨークで行われたパレード
マーチングバンド
この日には緑に染めたラガービールを飲んだり、コンビーフ・アンド・キャベッジをアイルランド料理として食べる習慣がある。現在見られるようなパトリックスデイの巨大パレードが始められたのは実はアイルランドではなく、アイルランド系移民も多いアメリカ合衆国である。イギリスの軍隊の兵役に従事していたアイリッシュの兵隊が1762年の3月17日にニューヨークの町を行進したのが始まりであった。現在ニューヨークのマンハッタンは世界で一番大きな聖パトリックの日のパレードが行われる場所である。
子供の間ではこの日に緑の衣服を身に着けていないとつねられるという遊びがある。大リーグではこの日には特製の緑色のユニフォームあるいはキャップを使用する。
三つ葉のクローバー
アイルランドにキリスト教を広めたセント・パトリックが、「シャムロック(三つ葉のクローバー)の葉が3つに分かれているのは「三位一体」を表しているのだ」と説き、キリスト教を広めたと言われています。
なので、セント・パトリックス・デーでは「三つ葉のクローバー」がモチーフとなっています。
日本全国のセント・パトリックス・デー
アイルランドの特別な日なのでギネスやアイリッシュ・ウイスキーのプロモーションが行われます。
3/18(土)、19(日)の2日間限定で、表参道に『THE JAMESON SAINT PATRICK’s PUB (ザ・ジェムソン・セント・パトリックス・パブ)』がオープンされます。
アイリッシュ・ネットワーク・ジャパン(INJ)というアイルランド文化の紹介や、日本とアイルランドの文化交流を深めるために様々なイベントなどを行っている団体がありますので、ぜひご覧ください。
また、全国各地の「パレードに参加したい!」や「一緒にイベントを盛り上げたい!」という方々には、ボランティアの募集もされているので要チェックです。
残念ながら、鹿児島でのセント・パトリックス・デーのイベントごとは過去のものしか見つけられませんでしたが、熊本ではパレードが3月18日に行われるみたいですので、少し遠出をしてみてはいかかでしょうか。
近年はハロウィンのように、海外のイベントごとが日本でも盛大なお祭りになっています。
来年からでも「緑」のワンポインを身に着け、アイリッシュパブやフェスティバルに出かけてみてください。
きっと『セント・パトリックス・デー』が楽しくなるはずです。