vol.14
踏み出すことで新たな出会いが生まれる。
プロフィール
Rin Hisajima
【出身地】
鹿児島県奄美市
【職業】
日系広告デザイン会社勤務
【現住所】
台湾台北市
趣味は旅行とカレー屋巡り。
高校卒業後、千葉の大学へ進学、大学卒業後は東京で5年間食品会社にて勤務し、中国語の語学留学のため退職後、台湾へ渡る。
現在は、台北の日系広告デザイン会社にて勤務。
幼少期はどんな子供でしたか?
目的の為には努力を惜しまない、なんだか生き急いでいる子でした。
土日ゆっくり過ごしたいが為に、金曜日の夜に夜中までかかって宿題を終わらすような小学生。
中学生の頃は部活のテニス漬けで、信じられないくらい真っ黒でした。
奄美市の自慢できるとこは?
自然。
特にエメラルドグリーンの海です。
沖縄程観光地がたくさんあるわけではないのですが、都会の喧騒から離れてゆっくりした時間が過ごせます。
人込み大嫌いな方にはぴったりの場所です。
上京してからはどんな生活を送っていましたか?
千葉の大学に進学したのをきっかけにそのまま東京で就職しました。
都会が好きなわけではないのですが、色々な考え方を持つ人がいるので、凄く刺激になります。
東京カレンダーというグルメ雑誌に載っているお店に行きまくりました。
雑誌に掲載されている東京のお店にすぐ行けるなんて、鹿児島にいた頃には考えられませんでした。
台湾に行くきっかけは?
中国語を学ぶ為です。
社会人になってから中国語を趣味として始めたのですが、日常で全く中国語を使わない為、当然なかなか上達しません。
本気でやるなら中国語圏の国へ行って思いっきり学ぼう!と思い、生活・学習環境及び予算を考慮し台湾への留学を決めました。
台湾での1日の生活を教えて下さい
■9:00出社
みんなぎりぎり出社です。そして業務時間開始と共にオフィスで朝ごはん。
日本だと怒られそうですね。
■12:15~13:30 お昼休み
会社によっては1時間半休み時間があり、みんなランチ後はお昼寝タイムです。
昼寝用にマイ枕を常備してるスタッフが沢山います。
■15:00 ティータイム
休憩時間です。旅行に行った人はこのときみんなにお土産を配ったり、お菓子を食べながら休憩します。
台湾ではブランチやアフタヌーンティーの文化が日本よりかなり普及している気がします。
■18:00 業務終了
日本のように『お先に失礼します』『お疲れ様でした』と言う文化は基本的になく、職位、年齢問わずみんな『Bye Bye』が挨拶です。
そしてみんな業務が終わり次第速攻で帰ります。
日本のように周りを気にして帰りにくいということはありません。
■退社後
早く帰れた日はジムに行ったり、友人と食事をしたり、自炊したりしています。
台湾で驚いた文化や習慣は?
台湾では日本ほどお酒を好む人が多くなく、業種にもよりますが、『飲みニケーション』は存在しません。
日本人は退社後必ず居酒屋にお酒を飲みに行くって本当?と、台湾の人達に何回も聞かれたことがあります。
それほど日本の酒文化が珍しいのかもしれません。
日本と台湾の違いは?
人と人の距離が近く、何事にも主張することが大事な点が日本との大きな違いだと思います。
例えば引っ越しの際に、入居先に冷蔵庫が無かったとすると、ダメもとで冷蔵庫をつけて欲しいとリクエストすると無料で提供してくれる場合があります。
逆に何も主張しないと、満足していると思われ、誰も気に留めてくれません。
言ったもの勝ちです。
他にも、台湾人は複数人のグループでわいわい遊ぶのが大好きです。
友人と遊びに行く約束をすると、その友人は当日いきなり自分の彼氏や、そしてその彼氏も友達カップルを連れてきたりと、ほとんど知らない人だらけで遊ぶことも多いです。
今はもう慣れましたが、最初の頃はかなり驚きました。
台湾のおススメスポットは?
台南という台湾南部の都市です。
オランダ、日本統治時代の建築物が多数残っており、日本でいうと京都のような歴史を感じる都市です。
ここ数年では若手デザイナーが中心となり、町おこしが進んでおり、古い家屋をリノベーションしたカフェやセレクトショップなど、オシャレスポットもたくさんあります。
そしてなにより台南はグルメの宝庫です!
台北に行ったことある方は、是非次は台南旅行をお薦めします。
台湾のオススメの美味しいお店は?
「驥園川菜餐庁」という台北市内にあるレストランの「砂鍋土雞」という丸鶏スープです。
具材は鶏肉だけと、とてもシンプルです。
濃厚なスープと、箸を通すと崩れるくらい柔らかく煮込んだ丸鶏は絶品です。
日本の友人が台北に遊びに来た際には毎回連れて行くおすすめの場所です。
今はまっていることは?
姉が送ってくれる姪っ子の写真を眺めることと、ジムで筋トレをすることです。
体調不良をきっかけに運動を始めるようになり、それから筋トレにはまりました。
海外に出たいと考えている人へ
もし今、現状を変えることに躊躇していて、それが年齢とか、世間体が理由なら、是非勇気を持って踏み出して欲しいです。
私も留学する前は長い間悩み、社会のレールから外れることが凄く怖かったです。
でもやってみると案外なんとかなるものですし、後悔したとしてもそれも人生なんだと考えられるようになりました。
今後チャレンジしたいこと
まだ計画中ですが、シンガポールやマレーシアなど、アジア圏の他の国に行ってみたいなと考えています。
人生一生勉強だと思っているので、新たな土地で新たな文化と出会いたいです。