芸風が毒舌漫談というジャンルで、中高年世代に対して人生の悲哀をユーモラスに語り『中高年のアイドル』とも言われる『綾小路 きみまろ』さん。
漫談中に「九州鹿児島から、浴衣を着て、犬を一匹つれて、上京いたしました。」と仰るように、鹿児島県曽於郡松山町(現・志布志市)出身で、鹿児島県立末吉高等学校、拓殖大学商学部卒業の学歴をお持ちです。
現在は66歳ですが、50歳を超えてようやくブレイクした事から、自らも「遅咲きだ」と自負されておりますが、毒舌ながら中高年の心をつかみ、どこか哀愁を感じる漫談で現在もテレビやラジオ、公演などで精力的に活動されています。
そんな『綾小路 きみまろ』さんの漫談中に語られた有名なフレーズをシリーズ別に一部ご紹介します。
一般向けシリーズ
「おじいちゃん、あの世っていいところ?」「いいところに決まってんだろ!あの世から帰ってきた奴は一人もいねぇーぞ」
「おじいちゃん、ちょっと聞きますけど、長生きの秘訣は何ですか?」「バカヤロー!息をすることを忘れないことだ!!」
贅沢しないのにぜい肉がつき、ぜい肉あつめてBカップ。
ピンポーンがビンボーに聞こえる。
美容整形外科に行ったんです。待合室でなにげなく上を向いていたら額に書いてありました。失敗したっていいじゃないか。人間だもの。
家を出ましたら、おばあちゃんとぶつかりました。「俺を誰だと思ってるんだ?」と聞いたら、「おまえは誰なんだい?」と言われました。
私の漫談は聞くだけ無駄なことです。相手もいないのに、バイアグラを飲むようなものです。
やってられないと言いながら、やってる自分がなさけない。
結婚テキレイ期とは何か?手のキレイな時じゃないか。
あれから40年後シリーズ
新婚時代は手を取り合いながら生きてきました。あれから40年。今は財産を取り合いながら生きています。
昔は温かいご飯に暖かい新妻。あれから40年。今はさめたご飯にさめた妻。家で暖かいのは便座だけ。
出会った頃の妻は食べたくなるくらい可愛かった。あれから40年。今思うのは、あんとき食べておけばよかった。
男性に突然おそわれるときだってありました!あれから40年。今突然おそわれるのは、息切れ、めまい、動悸。
若い頃はよく愚痴をこぼしていました!あれから40年。今はご飯をこぼすようになりました。
若い頃は毎日のように女房の体を触りました。あれから40年。今さわるのは手すりくらいです。
何にもいらない。あなたがいれば。あれから40年。なんでもほしい。あんたは、いらねえ。
奥様向けシリーズ
奥様の場合、外見よりも中身が勝負です。男も女も50過ぎたら内蔵勝負です。
若い頃は男性に声をかけられました。今声をかけてくれるのは、お巡りさんぐらいです。
若い頃は男と男のあいだを行ったり来たり、今は、仏壇とお墓のあいだを行ったり来たり。
目尻は下がり、おっぱいも下がり、お尻も下がり、上がったのは血圧だけです。
大切な事は、自分より若くて美しい人に近づかない事です。
目を閉じたくなるような美しい方々ばかりです。まだまだ老け込むには早すぎます。でも、連れ込むには遅すぎます。
新婚時代は、口紅をひいて夫を待っていました。今は、カーテンをひいて待ってます。
やせることはないのです、奥様。ブスがやせてもブスです。
夫に強くゴキブリに弱い女房。
中高年向けシリーズ
「お茶くれ」に120円くれた妻。
中高年が3人集まれば病気の話、5人集まればお寺の話。
急にウインクなんかすると目が悪くなったんじゃないかと、病院に連れて行かれます。
妻はエステに通い、旦那はごみすてに通う。
高年齢向けシリーズ
ボケは防げます。4人に1人がボケるんです。ですから、3人で行動することです。
1つ覚えて3つ忘れる毎日。
言ったことを忘れ、言おうとしたことまで忘れました。
名言シリーズ
人間なんて所詮、おしめに始まり、おしめに終わる。
世間につながれ、
会社につながれ、
女房につながれ、
子供につながれ、
ローンにつながれ、
最後は点滴につながれる。
くよくよする事はないのです。
人間の死亡率は100パーセントです。
両親・祖父母へのプレゼントに
『綾小路 きみまろ』さんのCDやDVDも販売されているので、今年の両親・祖父母へのプレゼントにされてはいかがでしょうか。
『笑える』って素晴らしいですね。