【鹿児島三大行事】妙円寺詣り・赤穂義臣伝輪読会・曽我どんの傘焼き

01.
妙円寺詣り
(ミョウエンジマイリ)

鹿児島市内から日置市伊集院町までの約20㎞の道のりを歩いて参拝する伝統行事。

天下分け目の戦い『関ヶ原の戦い』で敵中突破し、何とか帰国した島津義弘の苦難をしのび、鹿児島市から妙円寺跡の徳重神社までを歩く。

例年10月第4日曜日に実施され、多くの市民等が参加し、2018年は10月27日(土)・28日(日)に開催される。

02.
赤穂義臣伝輪読会
(アコウギシンデンリンドクカイ)

浅野内匠頭が江戸城内で吉良上野介に刀を抜いた事で、切腹を命ぜられた。

その後、家臣達が主君の仇を討った話。

この行事は「主君に対する忠」、つまり「現代でいう師匠・先生・上司・ボスの恩に対する忠誠を大切にする」という意味が込められている。

03.
曽我どんの傘焼き
(ソガドンノカサヤキ)

曽我兄弟が父の敵討ちを果たしたときに、たいまつ代わりに傘を燃やして陣屋を進んだという故事にちなんだ行事。

例年7月に突橋下流にて開催され、古傘を積み上げてやぐらを造り、夜暗くなった頃に火を放ちますす。

この行事は「親に対する孝」、つまり「父母を大切にする」という意味が込められている。

最後に

簡単に紹介しましたが、各三大行事の思いは、当時(江戸時代中期以後〜)の郷中教育で代々子供達に伝えていたとのことです。

歴代の有名な薩摩志士たちもこの思いを胸に時代を駆けていったのでしょうか。

私もなかなかこのような伝統的な行事の背景を知らなかった(気にしたことがなかった)。

やはり、イベント事に参加する際は、しっかりそのイベントの背景や物語を理解しているのと、いないのは全然違う。

ぜひみなさんもしっかり予習して参加してみてください♪